Our Neighbors

サンリバー 吉木 直哉さん

 

私たちのネイバーズ(隣人たち)を紹介するこの企画。第2回は、ロータスのビジネスパートナーでもある株式会社サンリバーの吉木直哉さんです。

 

まずはロータスとの出会いからお話し願えますか。

僕とロータスさんの出会いは高校一年の時、どのクラスにも1人はいるちょっと人よりませたファッションリーダー的な子に誘われて、PH通りでお店がオープンしたばかりのロータスさんに連れてこられたのが始まりでした。すでにお店の人と顔見知りだった友達の言葉に乗せられて、カーハートのボンディングパーカーを買った記憶があります。ここのお店に通えば、ぼくもファッションに詳しくなれる、お店のスタッフと話をしていてそんな印象を持ったのを憶えています。

 

 

その後ファッションに目覚められ、大学卒業後、この業界に入られたんですね。

そうです。大学は大阪でした。高校時代ロータスに通っていろいろとファッションのことを知ってしまったことが大きな分岐点でした、当時社長の中野さんは忙しくお店におられる事は少なかったのですが、今防府店の店長をされている宮川さんを始め他のスタッフがとてもよくしてくれました。ファッションの基礎知識のようなものがその頃身に着いて、それが大学卒業後の決断につながったのだと思います。

 

 

その後、私たちと一緒に仕事をするようになったのは。

大阪の服飾会社を何件か経験した後、3年前に今の会社に入りました。その間も周南に帰省した時にロータスさんに寄らせていただいていて、今の会社がロータスで売っているブランドを多数扱っていることを知り、直接営業できる福岡勤務を志望したという訳なんです。私自身がロータスのアメカジをベースにしたスタイルが好きだということもありました。アメカジは何年か毎に周期があって、何年か前僕が見た同じ物を今の若者も見ているんだという共感があります。でも細部では今風だったりで違いがあってそれを楽しむみたいな、、、それはまさに僕がロータスに通って学んだ事で、懐かしさと同時にある種の自信のようなものがありました。

 

 

今の福岡のファッション事情や今のアパレルの状況について感じていることを教えていただけますか。

何年も前はやはり大阪と福岡では半年から一年のタイムラグがりました。そして山口ではさらに遅れるという。。。ただ最近はネットの影響で全国が同じタイムに同じ商品が望まれるという感じではないでしょうか。みんなが一斉にある商品を求めてネットに群がっている、そんな感じです。求められている洋服も昔に較べたらすごく絞られてるなという印象です。そして、お店に入店した時にはすでに欲しい服が決まっていてさっと買ってしまって出て行ってしまうという感じです。

 

 

吉木さんが初めてロータスを訪れた頃と今のファッション事情は何が違うのでしょうか。

やはり皆さん全員がスマートフォンから情報を得ているということでしょうね。僕たちの頃はファッション雑誌からの情報が主でした。ただその服をイイなと思っても自分で着こなせるのかとか、どうスタイルに取り入れるのかとか。そこに時間が掛かったんだと思います。それが流行のタイムラグを生んでいた。今はファッション誌に掲載されたカッコいい服を自分と同じ世代、背格好、多分生活様式や年収もそれほど変わらない人が既にカッコ良く着こなしているのを見れる訳です。だから都会とタイムラグなしでファッションが伝播する。そんな印象です。かつてないほど、同じ境遇、同じ生活レベルの人の影響を受けやすくなっていると思います。もうひとつはファッショに興味を持つ人が確実に増えていると思います。友達と会話をしたり、音楽を聞いたり、ビデオを見たり、お金を払ったり、そんな生活すべてを支えるスマホというメディアの中にファッションが存在する訳ですから、生活の一部というよりも、全てが生活一体になっていると言えるのではないでしょうか。ただそこには浅い深いの違いはあると思います。

 

 

これからのサンリバーの取り組みについて教えていただけますか。

関西一帯から福岡へ移動する間に、過去様々なワークウェアやジーンズを世の中に排出した瀬戸内という土壌があります、その歴史に育まれた所帯は小さくてもキラリと光るマイクロメーカーがたくさんあります。みなさん、靴下であったりシャツであったり一つ一つのアイテムを丁寧に創られています。今それらをアウトドアという切り口でまとめて一つのブランドを起こし、世の中にプレゼンテーションできればと思っています。そのチャネルの中にはロータスさんも入っています。ロータスさんでそんなアイテムが並ぶのが楽しみです。

 

 

そんな時代の中でこれからロータスはどんな道を進んでほしいですか。

僕が今職業としてアパレル業界に身を置いているのはロータスさんの影響があったことは間違いありません。そして僕はファッションを通じて自分が本当に好きなものを確認できたと思っています。当時、お給料のほとんどを洋服に使ってましたから。「これ、絶対一生着るから」とか、よく判らない理由を自分に言い聞かせながら買ってました。笑。大きなトレンドとしてはお店の人とコミュりながら商品を買うという行為にあまり重きを置かなくなりましたが、ロータスさんは今まで通りお客さまとの会話を大事にするスタイルを貫いて欲しいと思います。そして周南市から、もっと多くファッションに関わる若者を育てて欲しいと思います。

そう言いながら十数年前にお給料の半分をはたいて購入したというトルフィリオスを撮影日着てきてくれた吉木さんでした。どうもありがとうございます。そしてこれからもどうぞよろしくお願いします。